■カクテル名: 「THE CONNECTION(ザ・コネクション)」
新カクテル「THE CONNECTION」の創作は、ホテルグランバッハのヘッドバーテンダー、高橋 司が二人の天才の数奇な“つながり”を発見したことから生まれました。当ホテルにその名前を冠する“音楽の父”J.S. バッハがドイツ、ライプツィヒで1000以上に及ぶ名曲を残しその生涯を閉じたのが1750年。そして、本年テレビドラマ「べらぼう」でもその人生を描かれ、江戸の自由な絵画出版文化の繁栄を築き上げた蔦屋重三郎が生まれたのがなんと1750年で、二人は同じ18世紀の前半と後半を生きたクリエイターだったのです。そして奇しくも現在ホテルグランバッハ東京銀座が立地する場所は、江戸時代に蔦屋重三郎も親交を深めた田沼意次邸の南西角で、狩野派画塾が開設されていた跡地として知られています。
これらの交差する偶然(=コネクション)から得たインスピレーションをもとに、今や世界で愛される抹茶をレシピの主役に、和と洋の邂逅を思わせる二層からなるカクテルが考案されました。上層の濃い常盤緑には、オーガニック茶葉から作られる「CUZEN MATCHA(空禅抹茶)」を使用。通常は味わうことの難しい“挽きたて”抹茶の香りと鮮やかな風味が楽しめます。そこに、ドイツの老舗自然食品メーカー「ザイテンバッハ」のプロテインが重なり、上品でユニークなハーモニーを奏でます。下層のローズカラーは、京都蒸溜所の日本産プレステージジン「季の美 京都ドライジン」と、梅のリキュール「季の梅」で構成。和のナチュラルな素材が、京都を発祥の地とする狩野派の自然への美意識と重なります。仕上げに舞うウエハーペーパーには、メトロポリタン美術館に収蔵されている狩野山雪の傑作《老梅図襖》が描かれ、再生の象徴である梅の木がバッハと重三郎のつながりをほのめかすように浮かび上がります。
時間を越えて、和洋の美が一つにつながる一杯を、ぜひお試しください。
提供期間: 2025年11月7日(木)~
提供場所: バー&ラウンジ「マグダレーナ」
提供時間: バータイム 19:00 – 23:00 (L.O.22:30)
料 金: 1杯 1,815円
ご予約はこちら Magdalena/ グランバッハ東京銀座 – TableCheck (テーブルチェック)
ヘッドバーテンダー 高橋 司
2014年ニッカ・ウィスキー・フォーラム「カクテルコンペティション」において日本一に輝き、その後、 日本バーテンダー協会主催の大会において、数々の賞を受賞。また、2018 年ヘネシー・カクテルコンペティション「ジャパンファイナリスト」並びに、ロンサカパラム・コンペティション「ジャパンファイナル」に選出。
2021年よりホテルグランバッハ東京銀座のヘッドバーテンダーとして勤務。